大好きなキミは芸能人!?
「ふぅ~ん…なるほど?んで倒れたと??」

ホント呆れる。

なんでわざわざ
そこまでして
芸能人になりたい訳??


ホント意味わかんないよ


「はい…………」

申し訳なさそうに
下を向いたまんまの美優
「ろよ………」

「へっ?」

「だからもう無理なダイエットなんてやめろってんの!!!」

「わかった…ゴメンね」

ホントはもっと素直に
「無理しないでね」
なんてクサい台詞
言えたらいいんだけど
素直になんて言って
やんねぇ-!


眠たそうに
ボ-とする美優。

「俺………好きだ……」
そんな
可愛い美優を見ていると自然と出てきた言葉。

「え?」

「俺、美優が好きだ」

ついつい
美優に告白してしまった
ヤッベェ……
売れっ子になって
ちゃんと仕事もできてから俺から告白するって
決めたのについつい
告白してしまった


「待って!!翔平正気!?」

「スカァ-………」

俺は
とっさに寝てるフリを
した。


チラッと薄目で
美優を見ると
俺の方をまじまじと
見つめている。


そして美優のベッドに
座ったまま
眠ったフリをしている
俺をそのまま自分の
ベッドへ寝かした。




ポスッ

何も言わずに
俺の隣に寝転んでくる

俺、マジヤッベェ-よ

隣から美優の
甘い髪の毛の香りがする


チュ………


美優の柔らかい唇が
俺の唇に一瞬触れる。

美優ッ?
まだ………
俺の事
好きでいてくれてんの?

何で………
キスしたの………??

俺は混乱したまま
美優の隣で
眠りに落ちた。
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