ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「うぅっ…〜!」
こーなったら、背伸びするしかないっ。
届け、あたしの手!!
「ハハハッ、ばっかじゃねーの」
一生懸命手を伸ばすあたしを見て、今度は笑ってる。
さっきまで、唇を突き出して拗ねてたくせに。
なに笑ってんのよ。
ため息を零しながら、椅子に座ってるヤツを見下ろした。
でも。
「っ‥やべぇ、涙出てきた」
中指にはまってるリングを光らせた右手で、目元をこすってる。
「おもしれー」
なんだ、この人、めちゃくちゃ優しそうな顔してんじゃん。
さっきから思ってたけど、本当に綺麗な顔してる。
「使えよ」
立ち上がり、さっきまで座ってた椅子を指差してる。
へ?
「チビだから、届かねぇんだろ?」
「あ、うん。ありがと」
「マジおもしれー!」
また笑い出したよ、この人。
変なの。