ケンカ上等☆不良校上々↑↑
ひょっとして、独り言じゃなくて、誰かに相手してほしかったとか?
だとしたら、返事できなくてごめんなさ───
って!
「ちょっと、2人とも置いてかないでよ」
とうとう膝を床に落としてしまったあたしは無視で。
プリントを抱えた方々は遥か遠くの階段へ。
ヒドい。
「待ってってばー!」
叫んでから立ち上がると案の定、両足に痺れが生じた。
叫び声には誰も反応してくれないし。
もう、なんでこうなるかなぁ。
「いっ……」
前に進もうとすれば、痺れて上手く歩けない。
短時間でこれって、あたしの体異常?
とりあえず、治まるまで待つか、耐えて進むか。
よし即決、待とう。
制服が汚れるのは、この際気にしてられない。
床に座って両足を伸ばす。
そのまま両手をうしろについて、ただ天井を見つめていた。
手のひらを天井に向かって伸ばすけど、その手のひらは宙を舞うだけで。
あの天井には届かないんだよね。