ケンカ上等☆不良校上々↑↑
数分経っても、なぜかその場から動けないでいる自分。
痺れなんて、とっくに治ってるはずなのに。
どんなに背伸びしたって届かないこの高さに、不思議と親しみを覚えた。
翼も太陽も、戻ってきてくれないことが悲しい気もしたけど。
今頃、教室で作業でもしてるんだ。
早く終わらせて、早く帰ろうって。
あたしも、そろそろ手伝いに行かなきゃ。
文句言われちゃうかも。
仕事サボるな、とかさ。
ぼーっとしてないで、目を覚ませ、みくる。
目をぎゅっと瞑って、パチンと自分で自分の頬を叩く。
重く感じる体を起こして、静かな時間の中、仲間がいるであろう教室を目指した。
“仲間”か………。
それ以上でも、以下でもないんだよね。
境界線を越えるか、壁を破るかしないと。
何も変わらない。
だったら、あたしが変えてやる。
「あ、」