Memories - 年の差恋愛 -
聞きたいような、聞きたくないようなその話しに、顔を上げることが出来なくなってしまった。

どうしよう。でも、こうして話してくれるってことは、私とのことをきちんと考えてくれているってことだよね。

もっと自信持って聞かなきゃ。

「ごめんね、佐智子ちゃん。聞きたくないことかもしれないけど、これからずっと一緒にいたいと思っているから」

「…はい」

すっと目を細めてから笑った飛田さんは、すっかり冷めてしまったコーヒーを飲んでから再び口を開いた。

「離婚してからは連絡を取っていないし、お互いの連絡先も知らない。彼女がどこで何をしているのかも知らない」

私の目を見てはっきりとそういった飛田さんに、私の心臓はどきどきと動きを早くする。

飛田さんにとって彼女とのことはもう過去の話。

それも、10年以上前のこと。

「私」

「ん?」

「飛田さんを信じてますから」
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