Memories - 年の差恋愛 -
「緊張して心臓止まるかと思った」

「え?」

緊張しているんだろうなとは思っていたけど、お父さんと楽しそうに話をしていた飛田さん。

そんなに?緊張していたの?

私にはわからなかったよ。

「お父さんに殴られるの覚悟で行ったのに、あんなふうに信頼して送り出してくれるとは思わなかったよ」

素敵な両親だな、っていいながら私を引き寄せ、おでこにキスをしてくれた。

おでこだけじゃなくて、唇にもしてほしい…なんて言えないよ。

「お父さんの信頼を裏切らないようにしないとな」

やさしい目で私を見つめる飛田さんに自分から彼の首に腕をまわして抱きついた。

「…信じてます」

お父さんと同じで、私が選んだあなたを信じてます。


それから飛田さんの家について、すっかり冷めてしまった料理を温め直して。

セッティングが済んだ頃には二人ともお腹がかなりすいていて、二人で並んで食事を取った。
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