Memories - 年の差恋愛 -
「すごいな。これ全部一人で作ったの?」

どれを食べてもおいしいと言ってくれる飛田さんに、そうです!って言いたいけど。

「…いえ、お母さんと一緒に、です」

「はは。正直だな」

くしゃくしゃっと私の頭をなでてくれて、ちゅっと頬にキスをしてくれた。

「料理はゆっくり覚えればいいよ。苦手だったら俺がするし」

「え、嫌です!覚えますから!」

そんな、飛田さんにお料理させるなんて!

せっかく女に生まれたんだもん。大好きな人においしいお料理を食べさせてあげたい。

得意ではないけど、これから覚えていくんだもん。

「はは。楽しみにしているよ」

食後は二人で並んで洗い物をして。

お風呂は…誘われたけど、別々に入った。

だって、恥ずかしすぎるし。

お風呂上がりの、せっけんの香りがする飛田さんはいつもよりもドキドキして。

こうして二人で過ごすのも初めてじゃないのに、なんだかいつもよりもドキドキが激しい。

お父さんとお母さん、今頃何しているのかな。
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