Memories - 年の差恋愛 -
「も、もう、飛田さん!」

耳まで熱くなってしまった私は、飛田さんにつながれていない方の手で顔を仰ぎながら引かれるままに玄関へ。

飛田さんに車に乗り込んでから、近くにあるイタリアンのお店へと入った。

二人で別のものを注文し、取り分けて食べるのも楽しい。

今週ずっと忙しかった仕事の話をして、やっと落ち着いたから来週は残業も少ないとのこと。

ということは、平日も会うことが出来るのかな?

それから私の両親の話になり、俺のことを信じてくれてありがたいと言ってくれた。

正直、あんなにすんなり許してもらえるなんて思っていなかったからびっくりしたけど。

信じてくれた二人を裏切ることはできないねって笑った飛田さんに、大きく頷いた。

「話しておいた方がいいかな」

一通り食べ終わり、食後のデザートとコーヒーを楽しんでいるときに真剣な顔をした飛田さん。

どきっとしてケーキを食べていた手が止まってしまう。

「俺、結婚していたって話したよね」

「はい」

私の両親にもはっきりと言った「結婚」のこと。

結婚していて、今は独身ってことは「離婚」を経験しているってこと。

「彼女とは高校の時に知り合ってね、大学卒業と同時に結婚したんだ」
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