現代戦国時代
「幸……いや、富吉さん!!」
 
「……大河隆盛くんだね?大丈夫だよ、君の友達に無理はさせないから」
 
富吉は、心配そうな俺をなだめ、口元でぶつぶつと何かをつぶやきはじめる。
 
「さぁ……始めようか?」 

真昼の太陽のようなまぶしい光が富吉の手の辺りに現われる。
 
それは、徐々に形を変えていき、柄が真っ白で刃先が三つの槍となった。
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