ハルのためなら【短編】
私が中学1年でハルちゃんが2年だったとき
たまたま帰り道で一緒になり、なんとなく気まずい雰囲気のまま2人で歩いていたら
犬が塀から宙ぶらりんになって苦しそうにないていたのをみつけた
一瞬なんでこんなことにとビックリしたのだけれど
謎はすぐとけた
逃げ出そうと思って塀を飛び越えたのはいいけど鎖につながれていたのでそのまま宙ぶらりんになってしまったらしい
でも、このままだと首がしまって犬が死んでしまう
ハルちゃんも同じことを思ったらしく、助けようと近づいていったのだけど『うぅ~』と犬が威嚇してきてさわらせてくれない
そのうえ塀は高くて大型犬だから持ち上げて向こう側に運ぶのはムリ
困った私たちは家の人を呼びにいった
その家がいまいるこのヤクザさんの家だった
さすがに躊躇したハルちゃん
でも、私はそのときは犬のことで頭いっぱいだったから全く躊躇せず玄関ドアを開け入っていった。(いま考えると命知らずな行動)
そのドアを開けたすぐそばで掃除をしていたのが夏木さんだった
夏木さんは私たちの話を聞きすぐさま犬を助けたのだった。片腕だけで
たまたま帰り道で一緒になり、なんとなく気まずい雰囲気のまま2人で歩いていたら
犬が塀から宙ぶらりんになって苦しそうにないていたのをみつけた
一瞬なんでこんなことにとビックリしたのだけれど
謎はすぐとけた
逃げ出そうと思って塀を飛び越えたのはいいけど鎖につながれていたのでそのまま宙ぶらりんになってしまったらしい
でも、このままだと首がしまって犬が死んでしまう
ハルちゃんも同じことを思ったらしく、助けようと近づいていったのだけど『うぅ~』と犬が威嚇してきてさわらせてくれない
そのうえ塀は高くて大型犬だから持ち上げて向こう側に運ぶのはムリ
困った私たちは家の人を呼びにいった
その家がいまいるこのヤクザさんの家だった
さすがに躊躇したハルちゃん
でも、私はそのときは犬のことで頭いっぱいだったから全く躊躇せず玄関ドアを開け入っていった。(いま考えると命知らずな行動)
そのドアを開けたすぐそばで掃除をしていたのが夏木さんだった
夏木さんは私たちの話を聞きすぐさま犬を助けたのだった。片腕だけで