ハルのためなら【短編】
けれど、曲がった角のところでさっきのひ弱そうな弟子に見つかってしまった

「河本さん!」
と、河本を呼ぼうとしやがったから、悪いなとは思ったがヤツの大事な部分を蹴飛ばさせてもらった

「う×××……」

声にならない声でうめいてるヤツを見ながら『気持ちはわかるよ』と思ったが

河本たちが気づいて追いかけてきたから

うずくまる弟子を飛び越えて

そのまま逃亡した


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