Believe
だから・・涼も忘れないで欲しい。

私といた時間を・・私を愛してくれていた事を。

「そろそろだね。」

「・・うん。」

晴れた春の日、私は成田空港にいた。

見送らなくていいと言ったのに美咲は強引に付いて来た。

・・本当は来てもらいたかった。だから凄く嬉しいの。

けど言わない。美咲は知ってるから・・。

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