Believe
「・・こんな遅くまで学校いたんだ。何してたの?」

話しかけたのは私の方だった。

滅多な事がなければリオと話さない私に彼は少し驚いていた。

「えっ・・あー図書室で勉強してたの。」

何だか嬉しそうな顔をして話してくる彼。

彼の英語はどんな人よりも聞き取りやすかった。

今なら分かる・・。

彼はいつも私と話す時少しゆっくり喋ってくれてたんだって。

まだ英語がおぼつかない私のために・・。

彼の優しさに・・私はちっとも気付いていなかった。
< 52 / 66 >

この作品をシェア

pagetop