~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
 *

 隠された左眼が、完全に姿を現した。

 その“眼”は夜に潜んでいた。

 髪が沈み、漆黒の影のように化した。

 体中から、闇が溢れた。

 「……やはり、そうか……」と帝の竜が呟く。

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