アタシの彼氏は英雄者
おそらく裕は教室に行った時

もう気づいてたんだろう

転校生、羽月璃桜南が自分の隣に座ることを・・・

ヒーロー(以下省略:ひ)「では自己紹介を・・・」

り「愛知県から引っ越してきた
  羽月璃桜南です、よろしくおねがいします」

ひ「では、廊下側の後ろの席に座ってくれるかな」

り「・・・はい」

あたしは真ん中の席と廊下側の席の間の通路を

通った

「よろしくね、りおな」

「よろしくな」

と温かい声のアーチが

アタシを迎えてくれた

「ありがとう」と言い残し

アタシは席へついた

り「クラス同じだね」

ゆ「ちょっとは嬉しいよ」

り「・・・どうも・・・えっ!?」

ゆ「反応遅ッ!今2秒の間があいてたし・・・」

けっこうおしゃべりなんだ

声でかッ!

「うるせーよ、ゆう(笑」

前から笑かして

裕に声をかけたのは

ちょっと顔つきが怖くて

でも笑顔がかっこいい

ハニカミスマイルの・・・

「あっ、俺、朝倉亮
 亮でいいから、亮で
 なっ、りーおなッ!」

朝倉亮くん

りーおなッ!

だって・・・ちょっと馴染めてきたかな??

亮「こいつ、俺の天敵
  三波柚 めっさブッサイクやろ!」

柚「うるさい!!!ごめんね、りおな」

り「ううん!」

柚「柚のことは柚って呼んで」

亮「『柚のことは柚って呼んで』(真似)
  ってキショ・・・」

柚「なんかいいました??」

亮「いやー別にーなにもー」

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