見えない恋。

気づいたら私は、全てを話していた。


ずっと寂しかったことも、そのせいで人を利用してしまったことも。



私が話している間、はるは静かに相打ちを打ってくれた。





話し終えると、溜め込んでいたものを一気に吐き出したみたいで、思いのほかすっきりした。


きっと、ずっと誰かに話を聞いて欲しかったんだ。







はる>ずっと我慢してたんやな…

さち>うん…

はる>寂しかったろ?

さち>うん…

はる>もういいやん…たくさん泣いていいやん…

さち>うん…
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