准教授 高野先生のこと
パジャマを脱がせてもらっていることがすごく不思議だった
自分ひとりでできることを、あえて誰かにしてもらう
大人なのに、大人だからこんなことしてる
行為というより作業に近い…なんというか、そんな気がした
基本的に作業者は先生1名のみって感じで、私ときたらもう…
獣医さんとこに連れてかれた犬みたい
“ボク、何されちゃうの???”なんて…
怖くはないんだけど、ちょっと、びくびく
私はずっと、顔を背けるように横の向いたまま、手首で目を覆い隠していた
この状況って、例えるなら…そう、採血だ
血液がちゅーっと抜かれる様子を見るのが怖くて…
明らかに何かされてるって気づいていて、なのに、知らない知らないと思い込ませる
採血は、血が怖いからだけど、
今は、怖いからじゃなくて、恥ずかしくて、照れているから