准教授 高野先生のこと
いつだって先生は優しいけれど、今夜は格別に優しかった
そして、慎重で冷静だった
自分は立派な大人なんかじゃない、って先生自身は言っていたけど、
その紳士的な振る舞いは、やっぱり立派な大人の男の人だった
私は、うんと優しくされながら
大丈夫?と聞かれては大丈夫だと答え
痛くない?と聞かれては痛くないと答えた
初めは、作業みたいだなんて思ったけれどやっぱりこれは叙情的な立派な行為だった
先生が、どれほど私を大事に思ってくれているのかを、私は苦しいほどに感じていた
その手のひらから…
その指先から…
私は、揺ぎ無い安心感の中で、だんだんと次第に理性を失いながら
先生に、うんといっぱい優しくされることに没頭した