俺様執事のち、二重人格。






「次、天音さん。」







「あ~らっ、
自己紹介するほどでも
なかったりしてよっ?」








気高いお嬢様方の
嫌味が
聞こえるけど…


もう気にしない!!









「…天音月です。
親は天音財閥、
執事は水上爽汰…さん。
よろしくお願いします。」







だけどその瞬間、
教室がざわめいて。








「…天音財閥だって…?」


「あの天下の?」


「…うち、
天音の子会社よ…」








あれっ?


なんか
不味いこと言った感じな
雰囲気…





えっ、ていうか
天音財閥って
そんなに
有名だったのですか?




…そしたら、
これ…色々と
まずくないですか?









「「じゃあこの2人は
未来の日本を担う
日本のツートップ!?」」







「…はいぃぃぃ~っ?」







しかも、
そっ、爽汰の
ホテルグループも
有名なのかよっ!!!!







…やっぱりお金持ちなんて
もうイヤ――っ!!!!



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