俺様執事のち、二重人格。
「…爽汰!!」
「月っ!!」
おせーよ、雅弥。
あと…
百合奈…さんもいる。
ってか、百合奈さんまで
こんなところに
連れてくんなよ…
そう思ったのも、つかの間。
百合奈さんは
「おいお前ら!!
入ってくんなよ!!」
なんて声お構い無しに、
その体のどこから出るのか
わからない、
黒いドスのきいた声で、
「…あ―あっ、
いい年してパイプ?
外道みてぇな事
してんじゃね―よ。」
…もはや
人が変わったと言うべきか
豹変したと言うべきか…。
そして、
百合奈さんは、
更に
意地悪な笑みを浮かべて
驚愕の言葉を続けた。
「…ねぇ。先輩、
マフィアの上条って
聞いたことある?
…アタシの友達
痛め付けてたんだから、
会社、潰れる…かもよ?」
なんて…
まさか、
百合奈さんが、
日本のマフィアの
大半を仕切ってる
上条さんの一人娘だったとは…
俺…逃げたい…。
まったく、
世の中ってわかんない…。