俺様執事のち、二重人格。



《月》






ホントに怖かった~…。




蹴られたり殴られたりは
まだ平気だったけど…。







グサグサ来たのが
言葉攻め。











「爽汰サマだって、
アンタの財閥目当てで
近寄っただけだよ」



その言葉が
一番頭から離れない。









確かに初め、
近づいて来たのは
爽汰からだった。







でも、
あんなになってまで
助けてくれた爽汰も
ニセモノなの?








…あの爽汰は
とてもニセモノとは、
思えないよ…。







なんだかんだ
面倒みてくれるのも

意地悪しつつ
構ってくれるのも、

独占欲出してくれるのも、



見ていたのは、私
じゃなくて
天音の名なのかな?










別にたくさん
友達が欲しいとか
そういう訳じゃない。







ただ、自分を
理解してくれる人だけは、
側にいて欲しいって
今回、
改めて痛感したんだ…








それが

百合奈に雅弥クンに…爽汰。



爽汰は、下心なく、
仲良くしてくれている
わけじゃないのかな?






爽汰には…

友達で、
いて欲しいのに…。




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