まりぉchanの秘密。
「まだ、なにか言ってるわね?」
あたしの顔を見たのか、巳來お兄様の顔を見たのかわからなかったのだがとにかくどちらかの顔を見てにやりと笑ったのがこちらからでも伺えた。
「あ…あと、また夜にって…」
スパコーン!!!!
と言った瞬間、美優お姉様がはいていたスリッパの片方が足から消えていて、気づいたら手の中にあった。
「このクソエロジジイが。私の大事な柚芽を犯しやがって。」
気がつけば、美優お姉様はそんな口調でしゃべっていた。
「そんなに犯してないもん…。それにジジイじゃ、」
「今日の夜犯そうとしてたくせに。エロジジイが。」
「………」
あたしは、なにがなんだかわからなく、言葉も発することができなくなっていた。