まりぉchanの秘密。
藤田 護(フジタ マモル)は18でこの箕宅家に執事として入ってきた。いつも…朝起きるとき、学校へ行く時、帰るとき、寝るとき、出かけるとき、いつもあたしの近くにいた。藤田といるとすごく安心して身を任せていた。
でも、私が小学6年の時、藤田と一緒に家に帰った後あたしにずっと纏わりつきなかなか離れなかった。あたしは自分の部屋に駆け込み扉を閉めようとするがすぐに入ってきて、あたしは部屋に閉じ込められた。
ロープで腕を縛られ口をガムテープで塞がれた。
気づけば体中触られ、
脱がされ、
「なかなかの成長ぶりです。真莉乃様♪」
犯され、放置させられていた。
それに気づいたほかの執事がすぐに助けに来てくれたが誰も近づけなかった…いや、近づけさせなかった。
「誰も来るな!!男なんか…執事なんか大っ嫌いだ!!!みんなやめろ!!誰も近寄る…な。」
だが、一人だけその命令を無視し抱きしめた奴がいた。
「御舩 健伍(ミフネ ケンゴ)」
もともと気が強い性格であったため、お嬢様の命令関係なしに抱きしめたそうだ。
「真莉乃…大丈夫。俺がいる。みんながいる。みんなは藤田のような奴らじゃない。だから、もう心配すんな!!……俺らがいる。」
執事のなかで「真莉乃」と呼んだのは御舩 健伍、ただ一人だった。