スノーパウダー
「なんかアオトさん、今日気がたってるみてぇで−」
リュウトがまだ何か言っていたが
アタシはこの倉庫内の唯一のドアめがけて疾走した。
−が
「クソ野郎ッ!」
ガンッ
カギがかけられていて、蹴り飛ばしてもピクリともしない。
「カギは?」
「ねぇよッ!んなもん」
「はっ!?」
「ここオートロックらしいし、カギ持ってんのアオトさんだけだ」
呆れた
『籐白龍』が去年資金を使いすぎだとかなんとかケチをつけてきたくせに、
自分とこはちゃっかり倉庫内オートロックにしてやがる。
