小桜哀歌
当事者,若菜はというと‥
「あらあら?ここはどこでしょう?」
いつの間にかみんなとはぐれているのに気づいた。
「………迷子…になってしまいましたわ…」
のほほんと道を歩く若菜。
とてつもなくマイペースらしい
そうして,しばらく歩くと,一つの寺に着いた。
「…………?」
ある事に気づいた若菜。
「?京都には‥お寺がたくさんありますけど……ここのお寺は少し違いますわね‥」
そう。
目の前にあるお寺には,観光客らしき人はおろか,地元の人間1人もいなかったのだ。
そうして
しばらくお寺を散策してみた
やはり誰もいない
「‥なぜでしょう?」
そう口にしたとき,
目の前に白い猫が現れた。
"ニャー"
「まぁ!可愛らしい猫ちゃん!」
触ろうと近づくと,白猫はお寺の脇にある階段を,ピョンピョンと下っていった。
それのあとを追う若菜。
「ま‥待って下さい!」