高飛車女と副会長
つまり直訳すれば、
"自分で変えろ"という事か。

それができたら世話ねぇよ。できねぇからじっとしてんだよ。

「はぁ…。」

真っ暗。


が、神様って本当にいるんだと思わず信じてしまうような奇跡が、数日後俺に起きた。

「転校だ。」

あ?
いつもと変わらない日だった。ただ一つ変わっていたのは、滅多に帰ってこないオヤジが帰ってきていたことだけだった。

オヤジは、突然俺を呼びつけて、第一声目にこういったのだ。

て…転校…スか。
大して驚きはしなかった。今の学校は大して好きでもないし、何処にいっても同じだと思う。

そう思っていた。
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