あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
彼は私の髪を自分の指にくるくる巻きつけるとそのまま顔の横に滑らせる

冷たい手のひらが…
そっと私の頬に触れた

愛斗くん、ちょっと腰
をかがめて私の目線
まで降りてくる

ドキ…

不覚にも心臓が
キュンとなる

今まで見たことない位
優しい瞳をした彼が
そこにいた

気づかなかったけど
もしかして私のこと…
ずっと好きだったのかな

立ち止まったまま
見つめあう私たち

静寂を破るように
彼が切り出した


「オレと付き合える?」

「………」

何て答えようと
思ってると…

「正しくは、オレと
付き合ってるお芝居
できる?なんだけど」

「…な…何?
今何て言った?」



突然、ニヤッと笑う


何言い出すのよコイツ

勘違いした自分が
恥ずかしい…


「咲妃をやったヤツを
どうしても見つけ
たくってさ…

あいつが吐かないなら
もっかい生贄用意して
犯人が現れるのを待つ
しかないっしょ?」


私を指差す
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