あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
「じゃ、オレはここで」

例の公園から5分位歩いた所で、愛斗くん急に回れ右して横道に入って
行こうとする

前進しかけた彼のブレザーの裾を慌てて掴んだ

「ちょっと…駅まで
送って行ってよ」

すがるような目で
彼を見上げる

「…ダ~メ!オレも忙しいんだって、この後
約束あるし」

こんな時間に約束?

「ふ~ん…すぐヤラセてくれる女と会うんだ」

冗談で言った
つもりだったのに

愛斗くん、まぁ
そ~いうことだと
ばかりにニヤリと笑う

「お願いするなら
一緒にいてやるよ
その代わりオレのお相手してもらおっかなぁ」

私の顔に手のひらを近づけると、指で首筋からゆっくり顎の下を通って唇までそおっとなであげる

ゾオッ…

これは…寒気?

「…オマエってさ
ほんと色気ね~よな…
オレがグラッとくるよ~な顔できないわけ?」

愛斗くんが呆れ顔で
ため息つく

緊張か何かわかんないけどその場にそのまま
固まって動けない
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