あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
「す…好きでもないのにそんな顔できないよ」

「そりゃそ~だ」

愛斗くん手を引っ込めてフッと笑う

「オレの周りの女が普通じゃねーのか、大体
喜ぶんだけどなぁ」

「そんなのどーでもいいからっ…ねぇお願い!
送ってってよ~

あんな話されてこんな暗い道一人で帰れないし…第一この辺ぶっそう
じゃない?」

辺りを見回しても
人一人いない

商店もあるけど、潰れてるのか閉店してるのかもよくわからない感じ

何かのボロボロの倉庫や古びた家が立ち並ぶ

「オレが生まれ育ったとこバカにしないでくれる~?オマエに何かあったらすぐ助けに行くから」

あんまり深刻に考えない感じで私の頭を軽く
ポンポンたたく

絶対他人事だ…

私がどうなろうとコイツは知ったこっちゃ
ないもんね

「帰る…明日学校来てなかったら後悔してよ」

「もしそ~なったらオレが落とし前つけて
やるから安心しな」

愛斗くん、何の罪悪感もなく笑ってる

落とし前つけよーが関係ないじゃない

私の安全は誰が保証
してくれんのよぉ…
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