ホストVSアタシ
「あああああ……どうしよ。モヅに怒られ…別にいいや。原兄貴が…」


アタシは、ぶつぶつと夜斗の車の中で呟いてた。生か死か。


「お経読んでんの?」


「はい?…アタシ、寝てるね」

頭が余計痛くなってきた。

アタシはすぐに、ぐっすりと…夢の中へ。


―夜斗Side―


真希は死んだように眠った。こいつ家は遠いようだ。

しばらくして…


「ぅぅん…モヅ…」


モヅ?いい度胸だな。俺が横にいながらも…

寝言は、さらに続いた。

「モヅと服といっしょに洗わないでよ…加齢臭ついたら…」



お前、どんだけ毛嫌いしてんだよ!!

でも…モヅって、誰だ?


―真希Side―


「ん?」


夜斗がアタシに対してかわいそうな目で見てきた。


「何?」


「何でもない」

めっちゃ、気になるんだけど…まぁ、いいや。


それより家が…死ぬか生きるか……イヤァァァァ!!



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