わたあめ―kimi to hajimete―
「お疲れ様!ゴメンな、急に来たりして」
いつもの犬っぽい笑顔で話す神田を見て心臓がドキドキするのは昨日の会話のせいだ
「そっちもお疲れ様。
どうしたの??」
いきなり来るなんて今までなかったのに
「あ〜…、今日Xmasだから
ハイ…」
そう言って神田は私に小さな箱を渡した。
「これって………」
「開けてみて?」
箱を開けると金色の卵にシルバーの羽がついたネックレスが入っていた。
可愛い……
「merryXmas♪」
「………ありがとう。
凄く嬉しい…………。」
早速つけようとするけれどなかなか上手くつけれない…
「かしてみ」
神田がネックレスをとって私の背後にまわってつけてくれた。
「似合う?」
「うん、似合ってる」
「本当に、ありがとう。
あ!私、プレゼント用意してない!!」
どうしよう!お店はもう閉まってるし…
「いいよ、それより話があるんだけどいい?」