わたあめ―kimi to hajimete―
話??
「……なに??」
私は首を傾げながら聞いてみた。
「えっと………とりあえず、家まで送るから乗って?」
そう言って神田はヘルメットを私に渡した。
私はヘルメットを被り、バイクに跨った。
私が跨ったのを確認するとネオンで輝く夜の街中をバイクは走り出した。
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「着いたよ。」
私はバイクを降りてヘルメットを神田に渡した。
「送ってくれてありがとう。
上がって、お茶くらい出すよ。」
なんか、話もあるみたいだし。
「いや、今日は遠慮しとく。」
「?
そう?じゃあ、話ってなに?」
私がそうきりだすと何か決心したかのように神田は私を見て口を開いた。