運命
そしてそれをきっかけに私に対するいじめもエスカレートしていった。
最初は陰口だったのがしだいに机に落書きをされたりノートを破られたり物を隠されたりと酷くなっていった。
こうなってしまったら部活も学校もそれ以外に死に対することもすべてが嫌になった。
しだいには、自殺まで考えた。
和樹も遥も志帆ももちろん憂も心配をしたがこうなってしまったらどうすることも出来なかった。私は、とうとう登校拒否になってしまった。
親も心配をして何度も私に声を掛けてきたが私はその言葉に耳を傾けようとはしなかった。
あの楽しかった時間を返してー!!と心の中で毎日叫び泣き崩れた。
何がいけなかったのかわからないまま時間だけが過ぎていった。
憂と付き合わなかったほうが良かったと後悔もした。
もう時だけが過ぎていった。
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