天然100%
どうやら、昨日のカバン紛失は電車で忘れたのが原因ではなかったようだ。


「二人はいつからつき合ってたの?」

「え?うーん生まれたときから?」

「いつからだっけ」


二人はどちらから告ったかとノロケ始めた。

中学生からの知り合いで、友達でのつき合いが長かったらしい。

普段、カナは部活なのであまり一緒に通学することはないそうだ。

西根さんは普通に会話にも加わっていたが、痛々しい様子だった。


「じゃあねアラッキーくん、優くん」

「…やめて。じゃあまた」

「また一緒に行こうねー西根ちゃん、カナー今日は迎えに行かないから」

「いーよ部活だもの」


その日、
西根さんは何ひとつ忘れず、南高生に混じってカナと電車を降りて行った。

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