契約の恋愛
璃雨は、大学の門の前で足を止めた。

学校が終わり、ぶらぶらしてくると言って足早に去っていった雪葉を見送り、そのままこのK大に足を進めてきた。

紀琉からK大禁止令が出てから、一度もここには来ていない。

といっても、そんなに長い間というものではないので、大学の風景は相変わらずだった。

…そういえば、紀琉って何科にいるんだろ…。

そんなことも知らない璃雨は、大学の門をくぐり、適当にぶらついた。

目線は、紀琉を探しながら足は紀琉を拒んでる。
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