契約の恋愛
そして…今も。

恵流には感謝しているし、嫌いではない。

でも、今の俺には未来なんてまるで見えなかったからこの先、恵流を憎むことになることなんて想像すらしていなかった。

そして…恵流がこの世から去ることになることだって想像なんて出来なかった。
いつでも笑っている恵流の笑顔が、もう二度と見れなくなることなんて…。

それほど、そばにいる事が当たり前になった恵流でも手を焼く人物がいた。

それは…やっぱり北宮弥生。

愛らしい笑顔で、中身は最悪の彼女には、恵流も手を焼かされていた。

そんな彼女の標的になっているのは…不運なことに琉衣だった。

人並み以上の外見は、施設内でも目立つし、何より北宮のプライドを充分に刺激していた。

それに誰にでも対等に接っせる気さくな性格。

充分、琉衣は男子からも人気があった。
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