契約の恋愛
あぁー、璃雨ってこんな間抜けだったけ。

アイスを期待していただけあってショックは大きい。
けれど、紀琉の約束を破るわけにもいかない。

それに紀琉からアド聞いてないから連絡取れないし。
紀琉のことだからどうせ、黒いケータイなんだろうなぁ…。

鴉みたいな我が恋人。

いつのまにか私は紀琉のことばかり考えていた。

紀琉は謎に包まれていて、まだ何一つ彼をつかめていたかったから。

本当はどんな性格なんだろう。

友達とかの前では、どんな感じなんだろう。

頭はいいのかな。料理はできるのかな、とかそんな単純なことをずっと考えていた。
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