契約の恋愛
そう思い、席を立って亮也を追いかけようとした時、ちょうどあっちから来てくれた。

璃雨達の教室にヒョコっと顔を出している。

陸飛もその後で亮也の真似をしていた。

亮也は私の姿を見つけた途端、こちらによってきた。
陸飛も亮也の歩き方を真似しながらその後ろをついてくる。

……赤ちゃんかっつうの。
心の中で呟いて、亮也に駆け寄る。

「相変わらず亮也の所長いねぇ。」

雑談をする余裕はないはずだが、いつの間にかそう口にしていた。

亮也は不機嫌そうに顔を歪めた。

「話がなげぇんだよ。お前んとこの担任の方がずっとマシ。」

「あははっ。でもうちの担任も口うるさいよー。おあいこだよ、おあいこ。」

亮也はそうか?と苦笑いを浮かべている。

お互い担任には苦労しているのだ。

おっと、いけない。

もうそろそろ行かないと。
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