Secret Prince
「可愛い名前だな。
 何か、お前に、合ってる気がする。
 あぁ、ちなみに、俺は、知ってるかもしれないけど、栗代藍斗だ。
 こちらこそ、よろしくな。」


合ってる気がするのではなく、実際合っていた。
そして、ついでに、自分の自己紹介もしておく。
まだ話が回っていないという可能性もあるからな。

























「綺麗な名前ですね。
 あ、……えっと…………。」


何か言おうとしてるみたいだけど、これ、……やっぱ、立ち話はマズいよな。








「何もない部屋だけど、……そこだから、俺の部屋来ないか?」


うわ、何で俺、……こんなに不器用になってんだ?
もうちょっとスマートに誘えたら良かったけど、……駄目だよな、この状況は。
しかし、返事は、予想外のものだった。









「良いんですか?
 僕なんかがお邪魔して……。」


明らかに戸惑っているよな。
だが、……これは、もしかすると…………。
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