Secret Prince
~藍斗side~






喧嘩、か・・・・・・・・・。
ビオラに頼らないのは心細いけど、身体能力なら、
俺の方が上だからな。
誘惑に関しては、ビオラには到底及びそうにないけど。
などと、内心自嘲しつつ、喧嘩は俺一人でやろう、と
密かに決意を固めた。

































台所に戻ると、もう皆揃っていた。
俺を見つけると、浮かべる表情は様々だが、
「おはよう。」と声をかけてきてくれる。
こういうのも、ささやかな幸せなのかなと思ってみたり。
普通だと思うかもしれないけど、幼少期には、
こんな風に声をかけてくれる親がいなかったから。
小学校・中学校とスキップして、高校生活から始めた
俺と悠にとっては、同級生から挨拶をされるというのは、
おそらく普通ではないと思う。
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