Secret Prince
「えー、・・・・・・・・ったく、仕方ないな。
 それなら、もう1回喧嘩して、俺が勝ったら
 ヤらせてくれる?
 藍斗だけの力でかかってきてくれなきゃ、
 正直面白くないから、引き分けなら、藍斗の勝ちに
 してあげるよ。
 ・・・・・・・・・・・どう、この勝負乗る?」





俺は、挑発的な口調で、藍斗を煽る。
すると、藍斗は、口角を上げ、俺を真っ直ぐに
見つめてきた。
口元には毒の微笑みを湛え、瞳には野性的な炎を燃やして。
































「上等だ。
 勝負は、今日の夜、皆が寝静まってからだ。
 お楽しみは、・・・・・・・・・夜の方が楽しいだろう?」






ふふ、良いね。
その瞳に、俺の背筋がゾクリと震えるのが分かる。
































「それじゃ、俺が迎えに行くよ。
 それまでは寝るなよ?
 んじゃ、今日も一日頑張ろうね。」




俺は、親衛隊の奴らが見たら一発で堕ちるような、
俺もビックリするぐらいの最高の微笑みを、藍斗に向ける。
藍斗は、「あぁ。」と一言言って、その場を後にした。



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