Secret Prince
~藍斗side~





「…………ねぇ、僕達、そろそろお邪魔しても良いよね?」


不意に、声が聞こえた。



































「…………っ!?」


まさか、今までの一部始終を、全部見られていたのか?
悠里に夢中だったし、……というか、自分の世界に入っていたから、
正直な話、アイツらの存在自体を忘れていた。
ん~、これは、第3寮内だけの問題で収まれば良いが、バレたら一大事だな、
……主に、悠里のファンとか、な。




















「……ん?
 何で、皆そんな所にいるんですか?
 風邪引いちゃいますよ。」


悠里の呆けたような声に、俺は、心の中で少しだけ毒づいてみた。
「あぁ、天然って良いな。」
気付かない方が幸せな事もあるんだよな、悠里。
うん、……見なかった事にしておこう、俺も。
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