盲目の天使
「ふふふふ、あははははっ!」
「リリティス様?」
まさか、今の恐怖で、頭がおかしくなられたのでは・・・。
オルメは、肝を冷やした。
しかし、リリティスは涙を流し、おかしくて堪らないと言う風に笑いながら、
オークリーに礼を言った。
「なんてすばらしいの!私に挨拶をしてくれたわ。
オークリー!あなたはすごい鷹匠なのね。
ジルはとても重かったわ。カルレイン様の鷲ですもの。
きっと空を舞う姿も優雅なのでしょう。
私の目では見られないのが残念だけれど、とても楽しかったわ。
どうもありがとう!」