盲目の天使
「カルレイン様がお留守の間、リリティス様は、しおれた花のようでした。
毎日ため息をついては、朝晩、必ずカルレイン様のご無事を祈っておりました」
「俺の、無事を?」
ルシルは頷いて、なおも続ける。
「毎日、中庭を散歩するのが習慣になりました。
カルレイン様から届いた手紙は、全て大事に取ってあります。
いただいたお花は、押し花にして、枕の下に入れてあります。
鷹小屋に毎日通って、鷹匠のオークリーとはすっかり仲良くなりました。
・・・なぜだと、お思いですか?」