盲目の天使

なぜかというルシルの問いに、

カルレインは、いったんは答えを導き出したものの、すぐに否定した。



馬鹿な。

リリティスはアルシオンと抱き合っていたのだ。

あれは、男を手玉に取るような娘ではない。

俺のことを想っているなら、そんなことをするはずがない。





「カナンのためには、俺に死んでもらっては困るんだろう」


カルレインは、小さくつぶやいた。





そのとたん・・・。







< 210 / 486 >

この作品をシェア

pagetop