盲目の天使

「うむ。

確かに、このところ暗い事が続いて、兵の士気も下がっていたな。

民にも楽しみになってよいだろう。無礼講で、城下でも祭りを催してはどうか」


王は、近頃なにかぎすぎすしている城の雰囲気が気になっていた。



ソレイユの気もこれで晴れるといいが・・・。



王妃の機嫌を取るためにも、宴を開くことは妙案な気がした。


< 229 / 486 >

この作品をシェア

pagetop