盲目の天使
宴当日は、すばらしい快晴だった。
城下は朝から祭りが催され、にぎわっている。
城の宴は、夕方から行われることになっており、
城の人間も、朝から行われている城下での祭りに、大勢出かけていた。
「あの、本当に、よろしいのですか?」
不安げな声を出して、リリティスは右手で杖を、左手でカルレインの腕を取っている。
「かまわん。俺も忍びだからな。
ルシルもマーズレンと出かけたのだろう?」
「それはそうですが・・・」
リリティスが、皆を休ませてほしいとカルレインに頼んだので、
ルシルは、マーズレンと祭りに出かけていた。
自分は、部屋でおとなしくしているつもりだったのに、
いつの間にやら、強引に、カルレインに連れ出されていた。