盲目の天使
月明かりのもと、冷たい牢の中で、愛憎が渦巻いているのと、ちょうど同じ頃、
カルレインは、マーズレンと共に、ある計画を練っていた。
「本当に、よろしいのですか?カルレイン様」
「かまわない。
このままでは、俺もリリティスも助からないだろう。
そうなれば、オルメやルシルも、罪人として処刑されてしまう」
俺は、リリティスがいれば、それでかまわない。
他には何も望まない。
王が、アルシオンを跡継ぎにと決めた今、自分は邪魔な存在でしかない。
自分の側についていた重臣の中には、
弟であるアルシオンに対して、内乱をおこすように、それとなく意見してくるものもいた。