盲目の天使

月明かりのもと、冷たい牢の中で、愛憎が渦巻いているのと、ちょうど同じ頃、

カルレインは、マーズレンと共に、ある計画を練っていた。


「本当に、よろしいのですか?カルレイン様」


「かまわない。

このままでは、俺もリリティスも助からないだろう。

そうなれば、オルメやルシルも、罪人として処刑されてしまう」



俺は、リリティスがいれば、それでかまわない。

他には何も望まない。



王が、アルシオンを跡継ぎにと決めた今、自分は邪魔な存在でしかない。


自分の側についていた重臣の中には、

弟であるアルシオンに対して、内乱をおこすように、それとなく意見してくるものもいた。




< 338 / 486 >

この作品をシェア

pagetop