Bitter



『‥‥‥。』


最悪なパターンが頭をよぎり、少し身震いした。




黙った私に気付いたユリがまた口を開いた。




『告白』





え。





『しよっかなーっ。』






試すような目でこちらをまっすぐ見る。




三人が、じっと私の反応をみる。




‥どっちにしろ今、私が止めたらこの子達は必ず誤解する。






『‥すれば?いけるんじゃん?』




この日一番の笑顔でそういってみた。




『亮太とユリかー、合いそうだもん!あいつの喜ぶ顔が目に浮かぶーっ』




いつもより早口に付け足す。







この子達と付き合う価値なんて、ないに等しいと思っているのに。
何で一生懸命になってるの?私。



人間関係に対するどろどろした執着心が、自分を覆う殻に穴をあけて、私をより人間らしくする。



その点は恋も同じかもしれない。


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