マスカレヱド
「どうして」
視線を外せない。地面にへたり込んだ弟を置いて、それはこちらへと歩み寄ってくる。
「今夜はダイセーキョーでボクはとっても嬉しいんダ」
どうして?
今目の前にいるそれとは、私達が作った空想の怪人のはずなのに!
「嬉しくテー嬉しくテー、思わず踊っちゃうヨー」
歩みはゆらゆらと、左右に銀光を揺らしながら。
口が裂けたかのような紅の塗り方。その唇を薄く開いてはくちゃりくちゃりと音を立てる。
視線を外せない。地面にへたり込んだ弟を置いて、それはこちらへと歩み寄ってくる。
「今夜はダイセーキョーでボクはとっても嬉しいんダ」
どうして?
今目の前にいるそれとは、私達が作った空想の怪人のはずなのに!
「嬉しくテー嬉しくテー、思わず踊っちゃうヨー」
歩みはゆらゆらと、左右に銀光を揺らしながら。
口が裂けたかのような紅の塗り方。その唇を薄く開いてはくちゃりくちゃりと音を立てる。